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by nameken9

大阪府警はデッチアゲのプロ

大阪府警はデッチアゲのプロ

 大阪府警の調書偽造があいついで発覚している。

 8月21日の報道によると、今年2月都島区のインターネットカフェで起きた窃盗事件で、大阪府警都島署の警部補が、実際には通報した店員が容疑者を確保し、盗まれた財布も見つけていたにもかかわらず、調書では駆けつけた警察官が容疑者を確保し、財布も発見したようにウソの調書を作成していた。

 犯人逮捕を警察の手がらにしようという、なんとも子供じみた偽装工作だが、こういうウソの調書づくりがわかっているだけでもあいついでいる。

 阿部野署では、2011年12月に起きたひき逃げ事件で、被害者の男性が運転手を見ていないと証言しているのに、一週間後に50代の女性が出頭してくると、被害者の男性の証言として「事故直後、運転席から50代の女性が下りてくるのを目撃した」という調書をデッチ上げた。

 ほかにも、福島署では、強盗強姦事件で、犯人が吸ったかもしれない証拠のタバコの吸い殻を紛失し、近所に落ちていたタバコの吸い殻を拾ってきて差し替えた事件もある。

 泉南署では、飲酒運転の検問で、あらかじめ基準値を超えた測定結果の記録紙を用意して使用していた。飲酒運転のデッチアゲである。

 原発の反対運動などに対しては、公安警察が捕まえようという標的の人物に自分から近づいて、挑発し、その人物が大声をあげて抗議したりすると、そこで警察官が自分から転んで傷害事件を自作自演し、「公務執行妨害」で逮捕するというデッチアゲがあいついで行われている。

 これを「転び公妨」というが、これはオウム事件の時に別件逮捕の手段として使われ、この様子がマスコミのフイルムに映っており、裁判にデッチアゲの証拠として提出され、捕まった容疑者は無罪となった。しかし、この警察のデッチアゲの手法は、今も市民運動に対して広く行われている。

 犯罪を取りしまるべき警察が、事件の真相を明らかにするのではなく、たとえ犯人をデッチアゲてでも問題を早く処理しようという魂胆がすけて見える。 

 さらに警察のミスを隠し、警察の得点を上げるためにさえ調書をでっち上げる。全く、警察の良心も何もあったものではない。

 大阪府知事は、大阪府警の最高責任者として、こういう警察の腐敗に対してどういう対策をとるのか?

 もと大阪府知事の橋下徹は、飛田の飲食店組合の顧問弁護士だったが、最近は「慰安婦制度は必要だった」という発言をして世界中から非難をあびた。こういう根性の腐った人間が警察のトップをやっていれば、自ずと警察そのものが腐っていくのも仕方ないかもしれない。
                 (永井)

by nameken9 | 2013-08-27 23:59