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by nameken9

12月6日は「国民主権喪失の日」

12月6日は
「国民主権喪失の日」


 12月6日の深夜、特定秘密保護法案が参議院本会議で可決されて成立した。国民の大半が反対する中、自民党と公明党は数の力で強行採決した。

 前回の選挙で自民党が勝って過半数の議席を得たが、その選挙の時には、こんな法律を出してくるということは選挙民は知らされていなかった。アベノミクスとやらの金のバラマキで選挙民の歓心を買い、議席を得たら、国民を縛り上げて民主主義を否定する法案を通してしまった。

 盗人、詐欺師の手口である。麻生財務大臣が「憲法を変えるにはヒトラーの手口に学んだらよい」と言ったが、まさにその手口でやってきた。国民の目をふさぎ、手足を縛り、口を封じて、金融資本と官僚どもの独裁を実現しようとしている。

 次には憲法で禁止されている集団的自衛権を、「憲法で容認されている」とする「解釈改憲」をやろうとしている。これで、自衛隊は米軍と一緒になって世界中どこへでも行って、戦争をして、人殺しができるようになる。

 武器輸出三原則も緩和しようとしている。これによって米軍と武器を共同開発し、世界中で戦争をして軍需産業を育て、日本の死の商人たちを育成する。
防衛大綱も変更する。ここでは「敵基地攻撃能力の保有」という文言を入れようとしているが、世論の反対にあうのは必至なので見送るという。

 ただそういう文言は入れなくても、実質的にそうした装備は整える内容にしようとしている。迎撃ミサイルを搭載したイージス艦を2隻増やして8隻にすることや、日本近海に米軍と同じように「沿岸海域戦闘艦」を新規配備することや、敵地へ侵攻する際に使う「大型揚陸艦」の導入などを盛り込む方向という。これを年内にやってしまおうとしている。

 アメリカは力が無くなってきたので、アメリカの助っ人をやりたい、そのためには日本を戦争できる国にする必要がある、そのためには「戦争反対」の声を力づくで抑え込まねばならない。それで無理やり作ったのが「特定秘密保護法」だ。

 今回の特定秘密保護法は、日本の民主主義を死滅させる法律である。この天下の悪法を通した自民党、公明党、協力したみんなの党、維新の会、こいつらはハッキリ記憶にとどめよう。「2013年12月6日」を「国民主権喪失の日」として記憶に残そう。そして、国民的な運動を盛り上げ、次の選挙では「倍返し」しよう。   (砂山明)

by nameken9 | 2013-12-10 08:45