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by nameken9

自分の意見が政治にどの程度反映されていると思いますか?

自分の意見が政治にどの程度反映されていると思いますか?

 朝日新聞が、「日本、中国、韓国3カ国世論調査」というのをやった。軍国主義化を強める日本の安倍首相の政策に対する意見や、それぞれの国民の政治に対する意識をきいている。4月7日の朝日新聞朝刊がその結果をくわしく報じている。

集団的自衛権について、
「行使できない立場を維持するほうがよい」という答えは
「日本60%、中国95%、韓国85%」、
反対に「行使できるようにする方がよい」は
「日本29%、中国2%、韓国12%」


憲法9条の改正については(日本のみの調査)、
「変える方がよい29%」「変えない方がよい64%」と出て、
「平和憲法を守るべし」という意見が圧倒している。


 もし安倍が憲法解釈を勝手に変えて、集団的自衛権の行使ができるようにすれば、日本国内だけでなく、国際的な反発が巻き起こることを予想させる調査結果だ。

 この調査でおもしろいと思ったのは、朝日新聞自身、自分で調査しておきながら全くコメントしていない調査結果がある。

 それは、
「日本(中国、韓国)の政治は、これからよいほうに向かうと思いますか。悪いほうに向かうと思いますか。それとも変わらないと思いますか。」


≪よいほうに向かう≫    
日本 20% 中国 72%韓国 37%
≪悪いほうに向かう≫    
日本 23% 中国 15% 韓国 31%
≪変わらない≫       
日本 53% 中国 12% 韓国 31%  


もう一つ、
「自分の意見が政治にどの程度反映されていると思いますか」

答 
≪十分反映されている≫
日本 1% 中国 16% 韓国 1%
≪ある程度反映されている≫
日本 14% 中国 56% 韓国 18%
≪全く反映されていない≫
日本 32% 中国 6% 韓国 32%


 この2つの質問と答えを見ると、日本、中国、韓国の「政府と国民の関係」が見えてくる。

 日本や韓国の国民は、自分の国の政府は、自分たちの意見をきいてくれないと考え、このままでは自分の国に未来はないと考えている。

 逆に中国の国民は、今の政府はまあまあ自分たちの意見をきいてくれていると考え、未来に対しては希望をもっている。

 この結果について、朝日新聞は何故コメントしないのか?いままでさんざん「中国は独裁国家」「中国ではしょっちゅう抗議行動が起きている」と、中国が民衆の反乱でいつつぶれるかわからんような記事をたくさん書いてきているからではないのか?朝日新聞の中国観ではこの調査結果はどう解釈していいかわからないのだろう。

 「民主主義」とは何だろう?日本の選挙制度では、テレビでちょっと顔が売れれば選挙に当選する。それで大阪府民大阪市民はどれだけだまされ、ひどい目にあわされてきたかわからない。国民の大半が憲法改正に反対しているのに、安倍首相は憲法改正の手続きさえやらずに、自民党だけの独断で実質的な憲法改正をやろうとしている。日本は本当に「民主主義国家」なのだろうか?    (いんば)

by nameken9 | 2014-04-15 18:30