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by nameken9

滋賀県警と三重県警が結託(けったく)して事件をデッチアゲ

滋賀県警と三重県警が結託(けったく)して
事件をデッチアゲ


 4月30日の朝日新聞によると・・・

 滋賀県警大津北署が昨年、覚醒剤取締法違反事件で逮捕した容疑者の男(46)のDNA型を調べたところ、10年6月に松阪市で発生した車上荒らし事件の現場に残っていたDNA型と一致。大津北署は男を窃盗容疑で再逮捕した。ところが、この事件は三重県警松阪署が別の窃盗事件で逮捕した男の余罪として、すでに検挙していた。

 さらにこれと前後して起きた窃盗事件についても、滋賀県警の捜査の過程で、三重県警が誤認検挙していた可能性があることがわかったという。

 すでに事件処理していた2件を滋賀県警の検挙数にカウントできないため、三重県警が無関係の未解決事件2件を滋賀県警に「提供」。大津北署の容疑者が関与した余罪として2件を処理したという。両県警とも検挙数の融通をしたことを認めている。

 これはどういうことか?滋賀県警と三重県警が結託して、4件の事件について、犯人が違うことを承知の上で「処理」していたということだ。

 常識なら、滋賀県警が松坂署の誤認逮捕を疑われる事件を発見したなら、ただちに再捜査を勧告するなりの処理をするべきだろう。それを、身内の間違いをかばい、しかも、自分の警察署の検挙率も上げたいということで、裏取引をしたということだ。しかし、車上荒らしをしてもいないのにしたことにされた人間はどうなるのか?

 これは、三重県警の逮捕は最初は「誤認逮捕」だったとしても、新証拠が出たにもかかわらず、捜査もせず、さらに別の事件の犯人に仕立て上げていたとなれば、まさしくデッチアゲ以外の何物でもない。

 合わせて4件、犯人でもないのに犯人にされたということだ。警察は自分ところの検挙率さえ上げれば、人の人権などどうでもよいというのか?

 この事件も、マスコミは一回報道しただけでその後何も報道していないが、こうした権力犯罪は徹底して追求するべきである。これは警察の存在基盤を根本から問い直さなければならないような重大事件である。こういう警察犯罪を許すような雰囲気がほったらかしにされるなら、日本の民主主義、国民主権は根底から否定されることになる。

 そもそも、このデッチアゲにかかわった警察官の名前さえ一人も発表していない。これは滋賀県警、三重県警はもとより、県警ぐるみの犯罪であり、警察庁長官の責任問題でもある。絶対にいい加減な処理で済ますべきではない。マスコミはしっかりしろ!
                     (いんば)

by nameken9 | 2014-05-08 07:30