次回8月27日、午後2時から天王寺公園東口にて行います。


by nameken9

香港と日本の選挙制度を比べると?

香港と日本の選挙制度を比べると?

 香港で行われている学生のデモについては、日本を含めて欧米のメディアは学生に同情的な報道が多いが10月17日の毎日のラジオ放送「報道するラジオ」をきいていると、現地在住のフリーリポーターのナラハシリサさんの話として、別の側面を伝えていた。

 まず、香港市民の多数意見は、(世論調査でも)とりあえず香港政庁がやろうとしている民主化プロセスに従ってみようという意見だということ。ナラハシさん自身、そういう雰囲気は肌で感じると報告している。

 香港は1997年に中国に返還されるまで、150年間イギリスの植民地だった。(1941年からの4年間は日本軍に占領された。)したがって、香港市民はこれまで一度も民主的な直接選挙というものを経験したことがない。

 1997年に中国へ施政権が返還され、法律で5段階の香港の民主化プロセスが決められた。現在は2段階目という。

 2017年の香港特別行政長官選挙について、今年8月31日に発表された新しい選挙方式は、どういうものか?

 これまでは香港市民には直接選挙権はなく、選挙指名委員会1200人のうち150人の支持を得れば、候補者になることができるが、決めるのは選挙指名委員会という方式だった。今回の新しい選挙方式は、選挙指名委員会1200人の過半数の支持を得て候補になることができ、18歳以上の香港市民の直接選挙で選出されるというもの。

 学生の反対派、イギリスマスコミなどは、これは実質的に反中派を排除する選挙制度だとして批判した。

 この選挙指名委員会だが、4つのグループに分けられる。一つは政界、一つは財界、一つは労働界、一つは専門職で、この4つのグループから300人ずつが選ばれ、全体として1200人になる。

 日本も含む欧米メディアは、中国政府の息のかかった人物が選ばれる仕組みと批判するが、日本の選挙制度に比べるとまだ民主的なような気がする。

 まず日本では300万円の供託金を出さないといけない。一定の得票が無ければ没収される。また2007年の釜ヶ崎の「住民票強制消除事件」に見られるように、定まった住居のない野宿者には住民票も与えられず、住民票がなければ選挙権すらない。立候補するにも投票するにも財産差別がしっかり存在する。日本ではまだ普通選挙権はない。

 また、首長選挙や国政選挙に出ようと思えば、マスコミに受けのいい人物でなければならない。マスコミはほとんどが財界に牛耳られている。

 日本ではマスコミが「選挙指名委員会」みたいなものだ。

 マスコミという「選挙指名委員会」は財界に牛耳られているだけではない。日本の最大最強のマスコミであるNHK の会長は、「政府の意思には逆らえません」と言っている人物だ。日本のそういうマスコミを「指名委員会」とする選挙制度の下で、安倍総理大臣、橋下大阪市長、松井大阪府知事、石原元東京都知事などが誕生している。

 香港の選挙制度はまだこれから改革していくということが前提の制度だが、日本の選挙制度はこれが最も民主的な選挙制度だという立場だから、このままでは我々貧乏人の意思が政治に反映される見込みはほとんどない。                 (いんば)    
             
 

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Commented by at 2014-11-14 12:47 x
いんばさんとやら、こんな与太記事書いてて恥ずかしくなってきませんか?
by nameken9 | 2014-11-13 19:12 | Comments(1)