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by nameken9

安倍内閣また靖国参拝 そして世界から批判される

安倍内閣また靖国参拝
そして世界から批判される

 4月22日と23日、安倍内閣の閣僚たちが靖国神社を参拝した。22日には新藤義孝総務大臣と、他にも140人以上の国会議員が参拝した。安倍首相自身は真榊(まさかき)を奉納した。
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    (写真の真榊は去年の秋のもの)

 23日には山谷えりこ国家公安委員長、有村治子女性活躍担当相、高市早苗総務相らが参拝した。

 戦後70年、安倍首相の歴史観をめぐって世界中の注目が集まる中、安倍内閣はまたしても靖国を参拝した。すでに近隣国から厳しい批判が出ている。参拝閣僚らは、「近隣国に言われる筋合いはない」という態度だ。
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      (東京裁判で陳述する東条)

 しかし靖国神社はかつてのアジアへの侵略戦争を「聖戦」として美化し、東条英機らA級戦犯たちをまつっている神社である。日本軍に肉親を殺されたアジアの人達の気持ちを考えれば、その殺人者たちの亡霊を参拝するような安倍政権とどうして友好的な外交関係を築くことができるだろう?
安倍首相はいまアメリカへ行っているが、訪米前の20日、アメリカのニューヨークタイムスは、社説で「安倍氏と日本の歴史」と題し次のように書いた。

「安倍氏の訪米の成否は、戦争発動の決定、隣国に対する残忍な占領、残虐行為、性奴隷または『慰安婦』になることをよぎなくされたおびただしい数の女性の奴隷化を含む日本の戦争の歴史に対して、彼が誠実に向き合うことができるかどうか、そしてどう誠実に向き合うかにもかかっている」

「今年は第2次大戦終結70周年であり、歴史問題はとっくに解決されているべきだが、遅々として解決しないのは安倍氏とその右翼の政治的盟友の責任によるところが大きいはずだ。彼らは長年歴史に疑問を呈し、さらにはその改竄(かいざん)を企て、地域情勢の緊張を招いてきた」

「歴史を『取り繕(つくろ)うとする』ことで安倍政権は問題を複雑化させた。米日関係も安倍氏がアジア地域の安定を弱めるのではなく、強化する基本姿勢を定めることを望んでいるかどうかにかかっている」
                         (いんば)


by nameken9 | 2015-05-04 18:20