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by nameken9

最近の主な調書偽造事件

最近の主な調書偽造事件

 すでに無罪が確定した小沢一郎氏の陸山会事件では、秘書の供述調書が東京地検特捜部によって偽造されたものであることが裁判所によって認定されている。

 厚労省の村木厚子さんが、障碍者(しょうがいしゃ)郵便行政不正事件で逮捕された事件(無罪確定)では、大阪地検特捜部の主任検事らが調書偽造で逮捕され有罪が確定している。

 さらに警察の調書偽造、不正捜査事件は、挙げだしたらきりがない。

 昨年8月には、堺署で、証拠品の押収した注射器が一時無くなり、無関係の注射器が捏造(ねつぞう)された事件で警部補が逮捕される。

 昨年11月、堺南署が摘発(てきはつ)した6件の道路交通法違反事件で、現場写真や実況見分調書の内容が偽造され、交通課員7人が処分されたことが明らかに。

 同じく11月、都島署の警部補が、窃盗(せっとう)事件(じけん)2件で、民間人が容疑者を発見したのに自分の手柄にするために捜査書類を偽造した事件。

 12月には、大阪府警堺署が、留置場内での公務執行妨害事件で、自分が職場を離れていることがバレテはまずいと、調書を偽造した事件が明るみになり、関係したポリ20人が処分。

 いちばん新しいところでは、岸和田署の調書捏造(ねつぞう)事件。2005年にあった強制わいせつ事件で、実況見分調書を作成しておらず、その後2011年になって別のわいせつ事件で逮捕された犯人の指紋と2005年の事件の遺留指紋が一致し、あわてて調書を偽造。しかし2012年に時効となって2005年の事件は解決できなかった。

 昨年一年間に懲戒(ちょうかい)処分(しょぶん)を受けた警察職員は389人、逮捕者は86人。毎日1人以上の警察官が懲戒処分を受け、4日に1人、警察官が逮捕されていることになる。しかも警察の体質からすると公表されているのはほんの一部で、内々にしている事件はまだ山ほどあるだろう。警察のなかを徹底して民主化する必要がある。捜査や取り調べの可視化も必要だし、警察組織の民主化も必要だ。地域住民による監視体制も必要だ。そもそも犯罪を犯した警察官に対する処分が甘すぎる。退職金をもらって辞めてしまいだ。
                                   (労働者H)

by nameken9 | 2014-04-01 19:07